基本情報技術者試験の前期試験で不合格が確定しているが、あえて午後試験を受験してわかったこと

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2021年秋、基本情報技術者試験を受験。

結果は不合格。

私にとって苦い経験となりました。

試験終了後、すぐに結果は調べるられます。

試験の結果を見ても、現実を受け入れることがしばらくできませんでした。

午前試験の得点から、すでに不合格は確定済み。

つまり、わたしの戦いはすでに決着がついていたのです。

しかし、私はそれでも午後試験を受験しました。

この記事では、その時の体験と学んだことを書いていきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめ!
  • 基本情報技術者試験を受けるけど、まず合格は無理だとあきらめている方
  • 不合格とわかっていても、あえて受ける理由を知りたい方
目次

なぜ、不合格が確定しても午後試験を受けようと思ったの?

理由は2つあります。

1つ目は、このまま引き下がるのがとてつもなく嫌だったからです。

といいますのも、試験に合格するため多くのことを犠牲にしました。

  • 趣味の読書
  • スポーツ
  • 動画鑑賞
  • 睡眠
  • 友達と合う時間・・・etc

楽しいことを我慢したにもかかわらず、合格できないどころか何も得るものがない・・。

そんな現実、私には耐えられません。

せめて、なにか手に入れて帰りたかったのです。

例えるなら、海に素潜りでお宝を求めて海底まで潜ったのですが、なにも手に入らず途中で引き返して来るような感覚です。

海に潜っただけで終わるなんて、苦しい思いをしただけじゃあないか!

だからこそ、せめて海底にある石ころだけでも拾って帰りたい・・。

「宝は見つけられなかったけど、海底まで潜ったことがある」という経験を自分に与えたかったのです。

2つ目の理由は、Twitterで受けると宣言してしまったからです

前期試験を受験後、私は午後試験も受けてやるぞとツイッターでつぶやきました。

こうなるともう、後には引けません。受けなければ、ただの嘘つきです。

けれど、結果としてよかったと今は思っています。この発言のおかげで試験を受験できたのですから。

他の誰かも受けるかどうか悩んでいるのではないかと思ったから

おそらく、ほとんどの方が前期試験で失敗してしまうと後期試験を受験しないのではないかと考えています。

なぜなら、受けても絶対に合格できないからです。

ただ、受けようかどうか私が迷っているということは、他にも前期で失敗して後期はどうしようかと考える方がいる可能性があるということ。

だとしたら、私が受けてみて体験すればいいじゃないかと思ったのです。

自分の経験値も上がり、誰かのためにもなる。まさに一石二鳥です。やるしかありません。

受けてみてわかったメリット、デメリット

試験を受けてみて、良いと思ったこともありましたが、ダメだなと感じたところもありました。

メリットとデメリットに分けて、そのあたりを詳しく解説していきます。

メリットデメリット
試験時間や出題される問題の雰囲気をつかめる
苦手としていることがわかる
自分に適した試験の時間帯かどうかを試す事ができる
時間とお金を失う

メリット

試験時間や出題される問題の雰囲気をつかめる

本試験まで期間が空いていると、一人ではなかなか150分間のテストをやろうとは思えません(私の場合、億劫になり試験直前まで手をつけなかったりします。)

しかし、試験会場に実際に赴いて他の受験生たちと肩を並べれば、強制的に問題を解くしかなくなります。

この強制力を利用して本番さながらの経験を得るのです。意志の弱い私にはこの方法がピッタリでした。

苦手としていることがわかる

試験前まで、私は自分がデータベースが得意だと思っていました。

特に理由はないのですが、なぜか自信だけはあったのです。

しかし、蓋を開けてみればさっぱり得点が取れていませんでした。自分自身の実力がわかっていなかったのです。

気づけたことをまとめると以下の内容です。

苦手だと気づけたところ
  • データベース(知らないコードがまだまだあることを実感。過去問を解けば対応できそう)
  • アルゴリズム(さっぱりわからない。本を別途購入して学習が必要)
  • 表計算(できそうできない。過去問対策で対応できそう)

次の試験では、以下の対策を考えました

  • アルゴリズムはわかりやすそうなテキストを1冊買って対策する。
  • データベースと表計算はパーフェクト過去問題集を重点的に解くことで対策する。

このように、苦手を意識できたことによって対策を講じるが可能となったのです。

ちなみに、午後試験には以下の参考書がおすすめです。

試験を受ける時間帯が自分に適しているか試せる

基本情報技術者試験はCBT方式の導入により、試験日を変更することが可能です。

CBT方式:各試験会場にあるPCから試験を受ける方式のこと。

CBT方式の導入により可能となったこと
  • 試験日の変更
  • 試験時間の変更

試験日の時間帯も空きがあれば好きな時間を選択できます。私自身、何度か試験日と時間を変更しました。

変更する際、早い時間帯で試験を受けるべきか、それとも午後の時間にゆっくり受けに行くのが良いか随分悩んだのです。

結局、午前試験は午後の13時頃、午後試験は10時頃にそれぞれ受験しました。

それによって、私は早い時間帯に試験を受けるのが余り得意ではないことがわかったのです。朝の準備時間が短いために慌てて行動することがストレスになりました。

この事実から、次に試験を受ける時は午後の時間帯で受験することにしました。

デメリット

時間とお金を失う

試験を受けると失ってしますものがあります。それは、時間とお金です。

試験時間はもちろんのこと、交通の際や準備に時間がかかります。

また、試験費用と交通費も当然かかってきます。

しかし、上記に挙げたメリットを考えれば、決してわるいものではありません。

合格がグッと近づくとプラスに考えましょう。

特に、試験の内容が新試験制度から開示されなくなった今では、生の試験問題をつかむ方法はほかにありません。

必要経費ととらえましょう。

まとめ

すでに不合格と決まっている試験を受けに行くのは、なんだか意味がないように思うかもしれません。

実際。私自身も受験する前までは何度も行くのを止めようかと思いました。

しかし、実際に受験してみて本当に良かったと心から感じています。デメリットを感じることもありましたが、メリットのほうが遥かに大きかったからです。

午前試験に失敗しても午後試験を受験することを、強くオススメします!

この記事が受験を迷っている方のチャレンジするきっかけになれば幸いです。

この記事は、基本情報技術者試験に合格する前に書いた記事となります。試験に合格したあと、2023年度からスタートした新試験制度に対応した別記事を作成しております。そちらもぜひ御覧ください。(↓下記にリンクあり)

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